銀行融資の稟議書と信用格付けの徹底解説

銀行融資には審査がつきものです。審査を通るためにも対策を取る必要があります。審査の対策のために、今回は決算書についても詳しく書いていますので参考にしてください。

審査で重要な稟議書

融資担当者が”稟議書”というものを作成し、その内容によって審査に通過するかどうかがきまります。稟議書には、以下の内容が含まれています。

  • 企業の基本情報
  • 企業の決算数値
  • 融資条件
  • 保全状況
  • 返済能力
  • 他の融資状況
  • 稟議書の作成者の結論

これらの内容が作り込まれていることが重要になります。そのためには、融資の担当者が稟議書を作るための情報を分かりやすく伝えることが大事です。

稟議書のポイントは

融資審査の稟議書では以下のポイントが重要になります。

  • 希望借入額
  • 希望借入時期
  • 資金利用用途
  • 返済財源
  • 担保や保証人
  • 業績
  • 信用格付け

これらのポイントの中でも特に”信用格付け”が鍵となります。

信用格付けとは

”信用格付け”は別名スコリングシートと言われます。各銀行で査定があり、10-20段階の評価に分かれます。格付けが高いほど審査が通りやすくなり、さらに低金利や無担保で借りる事もあります。

信用格付けは3段階の評価をします。

  1. 決算書の財務分析などの定量評価
  2. 決算書の数値で評価しづらい要素の定性評価
  3. 返済の能力に関して実態評価

そして、信用格付けの8割が定量評価となっています。決算書が全てともいえるほど大きな割合をしめていますので、しっかりと対策をしましょう。

これでほぼ決まる第1次評価-定量評価の大切なポイント

  • 安全性
  • 収益性
  • 成長性
  • 債務返済能力

これら4項目がポイントとなります。

安全性分析

安全性分析に使用する値と求め方、その意味をご紹介します。

自己資本比率=純資産/総資産

純資産のうち、どれほど自己資産があるかを見る表す

ギアリング比=有利子負債/純資産

純資産のうち、借入はどれだけを占めているかを表す

固定長期適合率=固定資産/(固定負債+純資産)

資金繰りの厳しさを表す

流動比率=流動性資産/流動性負債

短期の支払い能力を表す

収益性分析

売上高経常利益率=経常利益/売上高

財務活動までをいれた収益性を表す

総資本経常利益率=経常利益/総資本

経営の効率を表す

収益フロー

3期連続黒字か、2期連続黒字、それ以外といった風に評価

成長分析

経常利益増加率=(当期経常利益ー前期経常利益)/前期経常利益

前期からどれ程伸びたかを表す

自己資本額

財務基盤となる自己資本が多いほどスコアも高い

売上高

売上高が大きいほど良い

返済能力分析

債務償還年数=有利子負債/(営業利益+減価滅却費)

(営業キャッシュフロー=営業利益+減価滅却費)

有利子負債を営業キャッシュフローで返却するとして何年かかるかを表す

ンタレストカバレッジレシオ=(営業利益+受取利息+配当金)/(支払い利息+割引料)

インタレストカバレッジレシオは営業利益と受取利息の合計が支払い利息の何倍かを表す

キャッシュフロー額=営業利益+減価滅却費

会社の資金が不足した時の資金調達と返済などを表す

数値であらわしづらい第2次評価-定性評価

決算書にあらわれづらい要素の評価をします。ポイントは以下のようになります。

  • 経営者
  • 市場動向、規模
  • 株主
  • 過去の返済
  • 競業の状況
  • 販売力
  • 技術力
  • シェア
  • 業歴

定性評価は銀行員がしますので、その人の主観が大きく関係して来ます。銀行員に正確に、わかりやすく伝える事が非常に大切になってきます。

実態を表す第3次評価-実態評価

ここでは、返済能力についてみられます。不渡り手形、回収不能な売掛け金、土地や有価証券なども注目されます。経営者に資金余力がある事でプラスの評価を受けられます。これらを加味して、スコアを修正して最終評価となります。これにて格付けが完了します。

まとめ

信用格付けが融資を受けるうけで最も大事です。そして信用格付けは、第1次評価の定量評価によって大きく左右されます。

銀行からの融資をお考えの際は、決算書を意識する事が大切になって来ます。自社の財務状況を確認しながら資金調達を目指してください。

なお、弊社では融資をされたい方むけに、無料の相談・面談サービスを実施しています。資金調達のプロが貴社の調達をサポートいたしますので、どうぞご利用ください。
[koteinlink url=”http://fundlabo.com/contact”]

最新情報をチェックしよう!
>個人・法人の融資/資金調達に対応

個人・法人の融資/資金調達に対応

無料診断や相談・面談を実施
借入をしたい、迷っているなどお悩みがありましたらご利用ください。